2億3000万件の被害レコードに基づきデータ漏えいの課題を公表

幸松です。



ITmedieの記事によると、米のVerizon Businessが、企業がデータ漏えいに関し抱える課題を検証して、業種ごとの所見を公開したようです。



そこで各業種に関する所見が以下のように出ています(ITmediaにより一部編集しているようです)。



金融サービス



分析したほかの業種では、パートナー企業が主たるリスクの根源だが、金融サービスでは内部関係者によるリスクがより大きい。また金融サービスへはさまざまな攻撃が行なわれており、最も一般的なものは「詐欺と過失」である。おおむね、攻撃は比較的長期にわたる高度なものである。金融サービス機関は一般的にほかの機関よりも侵害の発見が早いが、時には発見に数週間を要することもある。またほかの業種に比べ、金融機関には資産に対する意識の高さが見られる。正体不明の、あるいは消失したシステム、データ、接続、権限に付随する侵害が発生する頻度は、はるかに低かった。





ハイテクサービス



様相は複雑である。ほかのどの業種よりも「エラー」に起因することが多く、攻撃はなかなか高度。テクノロジーに詳しいはずの業種だが、情報資産とシステム構成の追跡に苦慮していた。また悪意ある内部関係者が大きな問題になっている。内部関係者による悪用とは、許可されたリソースまたは権限、あるいはその両方を不正目的に使用することであり、ハイテク業界ではるかに多い。従業員が多数のシステムに高位のアクセス権を持つ企業文化の中で、こうした行為を管理することは本質的に困難だ。そしてクラッキングが深刻。ハイテク企業では、基本システムやアプリケーション構成が優れていることが多いため、攻撃者は脆弱性を利用してシステムを侵害することになる。パッチ適用のための一貫性ある包括的なアプローチが欠落していることが多い。そしてWebアプリケーションへの攻撃が、最も一般的な侵入手段になっている。さらにハイテク業界では、知財が侵害を被る比率が高い。





小売業



分析したデータ漏えいの事例に対し、小売が占める比率が最も高い。多くの攻撃はリモートからのアクセス接続を悪用しているが、Webアプリケーションも高頻度で標的とされている。ワイヤレスネットワークへの攻撃が増えており、ほかの業界よりもかなり多い。また侵害の検出を第三者機関に大きく頼っている。通常、侵害の検出は食品/飲料業よりは早いが、金融とハイテク業よりも遅い。概して、小売業に対する攻撃は詐欺目的に容易に利用できる。データで素早く稼ごうとする、短絡的なものが大半である。





食品/飲料



大半の攻撃は外部ソースに起因する。ただし、決済カードのデータを保存するオンラインリポジトリへの侵入口として、パートナー企業の信頼できるリモートアクセス接続を悪用している。こうした攻撃は、アプリケーションやソフトウェアの脆弱性よりも、セキュリティ構成の貧弱さに起因しており、実行の速度や反復率も高い。多くの攻撃がPOSシステムを悪用していた。犯罪者はPOSシステムを次の攻撃の足場とし、マルウェア(不正ソフトウェア)を食品・飲料の流通経路全域にばらまく。また攻撃発見に多大な時間を要している。発見の大半は、第三者機関による。




ハイテクサービス(ITサービス等)では、内部要因による問題が多いが食品業界では外的要因が多いなど同じデータ漏洩というセキュリティの事故(インシデント)に対してでも全然要因が異なってますね。



これは「意外」とは全く思えません。

私自信、多くの企業様の情報セキュリティに携わってきて、やはり業種業態により大きく捉えての「特徴」というものがある事を認識しておりますので、「そうだよね」と納得できる内容です。



業種や業態、または規模によってセキュリティの対策は変わってきますので、画一的なテンプレートでは対応がなかなか上手くいかないのは当たり前のことです。



ITmedia:2億3000万件の被害レコードに基づきデータ漏えいの課題を公表


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